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甲州の笛吹川の上流部は渓谷美で知られる。西沢渓谷と東沢渓谷に別れ、西沢渓谷には遊歩道があり、ハイカーで賑わっている。 一方の東沢の方は、入山するのは少し微妙な地域である。登山道が荒廃しているためということで立ち入り禁止の看板が立っている。 ただし、実際は大勢の人が入っており、道の崩れた所もちゃんと踏み跡が出来ている。 東沢コースそのものは道から外れて、沢を辿って甲武信ヶ岳に登る昔からの好ルートである。 西沢渓谷入り口の駐車場に車を置いて、東沢の両門ノ滝まで往復する。丁度良い一日コースである。 山ノ神までは東沢渓谷道を辿る。所どころ道の崩れた所が有るので、余り一般的なコースでないのは確か。山ノ神からは沢に入る。 ここから沢を遡るにつれ、写真にある順番に、乙女の滝、東のナメ、西のナメと支流から落ちる滝が次々見どころを作っている。紅葉の盛りには少し時期が遅かったようであるが、それでも渓谷の岩を彩って美しい。 魚留ノ滝からはいよいよ東沢本流自体に滝が現れる。ここから千畳のナメを越え、両門の滝までが東沢の一番美しい所である。 どういう理由か、花崗岩で出来た沢の水の色は季節によって変化する。今は青緑色の水の色が美しい。 両門の滝を登ると引き返すのが厄介となる。時間的にもいい頃なので、ここから引き返すことにする。 |
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