| 名 前 Name |
ロッジ山写主人(仮) Master of Sansha  |
| 住 所 Dwelling |
神奈川県 Kanagawa Pref. Japan |
| 年 齢 Age |
中年男性 Middle-aged man
→ 修正： 中高年になってしまいました Over middle-aged |
| 性 別 Sex |
| 職 業 Occupation |
会社員 Employee of a company |
| 趣 味 Hobby |
山登り 写真 パソコン作り 史跡巡り Mountain climbing ,Photogragraphy ,Computer
assembling ,Histrical site visiting |
| 使用機材 Tools |
カメラ Camera
Canon EOS 8000D
Canon EOS 70D
Canon EOS M5
Canon PowerShot G5XMkⅡ
など
レンズ Lens
Canon EF-S 15-85mm F3.5-5.6IS
Canon EF-S 18-135mm F3.5-5.6IS
Canon EF-S 10-18mm F4.5-5.6ISSTM
Canon EF-S 60mm F2.8macro
Canon EF-S 55-250mm F4-5.6IS
Canon EF-M 18-150mm F3.5-6.3 IS
など
パソコン Computer EPSON EndeavorTY1100S
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好きな山
My Favorite Mountains |
何と言っても剱岳が一番。説明の要なし。Mt.Turugi is the best !
甲斐駒 （花崗岩の塊のごとき山体が魅力。周囲の渓谷も花崗岩ゆえ美しい）
越後三山 （山麓から望む堂々たる山容。鋭い尾根。豪快な岩壁。巨大な滝。お花畑。魅力が多い）
荒沢岳 (人里離れた奥に隠れ豪壮な山容を誇る。猿ヶ城の岩場や深い谷も興味深い）
朝日連峰 （大朝日岳・祝瓶山・相模山・以東岳・障子ケ岳と、個性的な山を連ねる。多数のすばらしい渓谷もある）
檜洞丸 （丹沢の中では静けさと樹林の美しさで最高）
尾瀬 （湿原と沼と山の織りなす光景は、日本の代表的山岳風景と信じて止まない）
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ひと言その1
2003.08.16 |
何年も前だが、五月の北アルプスの大天井岳での出来事。風の強い日であったが、山頂に着いてザックを降ろしカメラを取り出して、さあ写真でもと思った時、いきなり突風。見るとザックが風で雪の上を滑り出し、そのまま斜面から谷底へ消えて行った。手元に残ったのはピッケルとカメラのみ。山行中に荷物を失うとは、何という迂闊。時期と場所によっては即遭難に繋がる所である。
遭難は取り合えず無さそうだが、現金もザックに入っていたので一文無しになってしまった。常念小屋まで行って、事情を話し、取り合えず自宅に連絡するための電話代だけでもと頼んだ所。2万円出してくれて、「これだけ有ればタクシーを呼んで食事をとっても電車で帰れるでしょう。」と言ってくれた。どこの誰とも分からぬ人間に2万円貸してくれるとは。常念小屋の人たちは親切だという噂は、以前から聞いていたが、これほどとは。
帰ってから借りたお金にお礼の気持ちだけのビール券を添えて発送したが、その時の手紙には次のようなことを書いた覚えがある。
「現金と装備合わせて10万近い損失は確かに痛かったですが、人からこれほどの親切を受ける経験など、滅多に無い貴重なものだと思いますので、長い人生全体で考えると得るものの方が多く、ずいぶん得をしたのではないかと考えています・・・」 |
ひと言その2
2003.08.16 |
これも失敗談。12月頃奥秩父の瑞牆山をうろついていた時。ちょっとした岩場を登ろうとして頭上の岩に手をかけた所、いきなり岩が剥がれ落ちて額にゴツン。血が噴き出してあっという間に足下の雪を赤く染めた。かなりびびったが、額のあたりが痺れていて、どこをどう怪我したのか分からない。何とか手探りでこの辺りと思われる箇所に消毒液をかけ、バンドエイドを貼りまくって血を止めた。・・・ここでひとつの教訓。
「山へ一人で行くときはカガミを持って行くべきである。顔を怪我した時は処置に困る。」
（そんな下らないことより、ケガをしたことの方を反省しろって） |
ひと言その3
2003.08.16 |
昔は山はほとんどパーティで登っており、一人で登ることはなかった。山仲間との交流は楽しいし、一人では行けない所でもパーティでなら行ける。しかし写真を撮るとなると不都合が多い。山登りの基本は、例えば重荷なら25分歩いて5分休憩、荷が軽いときは50分歩いて10分休憩と言ったように、同じペースで歩いた方が疲労が少ない。これだと写真を撮れるのは休憩中のわずかな時間のみ。行動中は皆を待たせて花の一つを撮るのも難しい。
こう言うわけで、一人で山へ行くことが多くなったが、写真だけでなく、自由気ままに山を歩ける楽しさを覚えてしまい、今は完全に一人歩きになった。
一つには人と行くのが怖くなったということもある。雪山や沢登りなど、一人だと自分のことだけを心配していればいいし、自分ならどの程度のことまで大丈夫かは（かなり不正確であるが）ある程度分かる。ほかの人を誘って沢などに連れて行き、何が有っても無事に帰らせると言う覚悟は、かなり勇気を出さないとできない。 |
ひと言その4
2003.08.16
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山とは全く関係の無い話だが、どこかに残しておきたいような興味深い内容なので、私の祖父の事を取り上げる。
祖父は日露戦争（古い～！）に一兵士として従軍。有名な乃木将軍の部隊にいて転戦した。子供の頃、時々その時の奮戦(?)の模様を話してくれた。いろいろ面白いエピソードもあるが、とても全ては披露できないので、戦史に残る旅順要塞の攻防戦について。
乃木将軍は、かつては軍神とあがめられていたが、、最近では司馬遼太郎氏の小説などで、どうも余り有能な将軍ではなかったという評価も現れて来ている。
祖父の話でも、どうやらそのようである。
敵が木を伐り払った裸山の上に、機関銃陣地を並べて待ち受けている所へ、下から鉄砲を手に駆け上がって行くのであるから、無茶苦茶とも言える。
果たして敵が機銃掃射を始めると一斉にバタバタとなぎ倒される。将棋倒しのようだったという。
祖父は、「こりゃいかん」と思い、弾に当たった振りをしてわざと倒れ、そのままじっと横たわっていた。
そのうち退却ラッパが鳴り、起きあがってみると、何と周囲でも倒れて死んだとばかり思っていた兵士たちが、ぞろぞろ起きあがって帰って行くではないか。死んだ振りをしていたのは祖父だけでは無かった。そう言うことの繰り返しだったようである。
祖父のような一兵士ですら、「こんな作戦にはとても付き合ってられない」と考えていたわけである。それで特にお咎めも無かったのは、上官の側も「こんなことで部下を無駄死にさせたくない」という思いが有ったのかも知れない。勝てる訳がないですね。
結局、旅順攻撃は、戦果の上がらないのに業を煮やした児玉源太郎が乗り込んで来て、「203高地」を弱点と見抜き、そこに攻撃目標を集中することで、ようやく攻略を果たしたという。 |
ひと言その5
2003.08.16
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久しぶりに訪れた夏の剱岳は静かであった。
かつては若者達の活気で溢れていた。長次郎谷では登攀中にザイルの端と端で交わす、張りのある呼び声が常に谷にこだましていてた。
自分の力ぎりぎりに挑戦しようとする時の、逸る思いと緊張感が、出合う顔の表情にも出ていた。一つの目標を達成し、さらに困難なルートを求めようとすれば、対象はいくらでもあった。
自分はこれほど情熱を山に向けた訳ではないし、今は年を取り冒険心も失われたが、自分の事は棚に上げても、時勢の変化で剱岳からこういう若者達の姿が消えていったのは少し寂しい。
それでもまだ少しではあるが登攀用具をテントの前に並べてキャンプをしている若いグループはいる。今後の活躍にエールを送りたい。 |
