八ヶ岳・三ツ頭から権現岳

Yatsugatake/Mt. Gongen

2006年1月29日  天候: 晴


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  三ツ頭から 朝日が当たった八ヶ岳の光景を見ようと、2003年の冬( →こちら )と今年の1月初め( →こちら )に、日の出の時間に着くように夜行登山をやってみた。 しかし二回とも山の上は雲の中で駄目。 単に天気が悪くて駄目だったのなら仕方ないという気にもなるが、周囲は良い天気なのに山の上だけが悪いというのが悔しいところ。 寒い冬の夜に不眠での登山というのは余りやりたいものでもないが、半ば意地になって今回の3度目の試みとなった。 結果は執念?が実ったのかようやく三度目の正直を果たすことができました。
八ヶ岳横断道路の天女山入り口に車を停め、今回は余裕を見て1:30出発。 この前は森の中で野犬に出くわし(吼え声だけだが)、また出てくるのではと最初は多少緊張したが、別に何事もなし。
  1月初めからも良い天気が多かったようで下の方は大分雪が少なくなっている。 ただし前三ツ頭の急登辺りからはさすがに雪が多くなり、しんどい登りとなる。

  三ツ頭到着6:15。 夜がしらじらと明け始めるころである。 権現岳も阿弥陀岳も赤岳もばっちり見えている。やっとお望みの光景が見られそうである。 ただ雪がちょっと少ないな〜。 風はあるが寒さはこの前に比べて格段に弱い(この前が寒すぎたのであるが)。

  やがて荘厳な山の日の出。 辺りは薄紅の光で満たされ、見る見る明るさを増す。 少し下でテントを張っていたパーティも早速行動を起こして登って来た。 夜の闇の中に沈んでいたものが、いっせいに活動を開始したような山の朝の華やかな雰囲気である
夜明け前の富士山
今日は下にかすみがかかっている
朝日を浴びた八ヶ岳の山々
左から権現岳、阿弥陀岳、赤岳
権現岳に向かう登山者
南アルプスにも朝日が射す 遠く中央アルプスの山々


  三ツ頭には7時過ぎくらいまで居て、権現岳へと向かう。 寝ないで登り続けた後なので、体中に疲労がまとわり付いているような感じではあるが、せっかくの良い天気であるので、やはり権現岳まで足を伸ばさない手はない。権現岳着8:30。権現岳からの展望は八ヶ岳の中でも一級品で、深いキレットを隔てて見る赤岳、阿弥陀岳の眺めも雄大である。

  欲を言えばもう少し雪が欲しかったとも言えるが、一応満足の山行と言う事で下山にかかる。 過去2回のように、天気が良くなったら悔しいなと思いながら、山の上の雲行きを気にして振り返るということも無く、
気分良くどんどん下って車を停めた所に戻ったのが12:00頃。

権現岳の登りから、
三ツ頭と富士山
権現岳頂上付近
権現岳頂上の大岩
権現岳から赤岳、阿弥陀岳 権現岳からギボシ 権現岳から赤岳



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